愛知県岡崎市ホームページ制作・ビデオ編集のデザイン事務所スタジオヒロ

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May
18

アウトラインプロセッサ “Tree”

18 May 2009 | OTHERS

良いアプリケーションに出会った。
PC Onlineの記事「ツリー表示できるアウトラインプロセッサで頭の中を整理する」読んで、Treeを購入してみた。Web制作時のサイトマップ制作や、全く白紙の企画を立て始めるのに大変重宝している。

これまでも、OmniOutlinerや、OmniGraffle、AppleのPagesなどを試したがどうもしっくりこない。それぞれ長所短所があるのは当然だが、何かが欠けている。作業が思うように進まない。「何が欠けているんだろう」とずっと思っていたのだがTreeを使ってよく分かった。「どれも機能が多すぎる」のだ。

「何かが欠けている」=「機能が多すぎる」というのは矛盾しているようだが、「シンプルさ」が欠けてるのだ。勿論、多機能なものをシンプルに使えないのは、私の使い方が下手だという事はよく分かっている。数ある機能を使わずに必要な機能だけ使えばよいのだが、職業病とでも言おうか、純粋に構成だけ考えたいのに、ついつい見てくれの体裁にこだわってしまう。線の色だの太さだの、文字の大きさだの、シャドウのかかり具合だの。

これから企画を練ろうという時には、コアな部分だけ考えれば良い。Web制作であれば、TOPページからカテゴリを分けて、その中にはどんなコンテンツが入るのか、他に必要なページはないか、機能にもれはないかなど、本当に核になる部分だ。ビデオの編集であれば、絵コンテ代わりに構想を練りながらナレーションを考える。とにかくサクサク入力が進んでいく。

そう言う意味で、Treeは本当に必要なものだけに絞り込んである。文字のサイズすら変えられない。文字の色も決められた7色のみだ。(この7色は環境設定で自分好みにカスタマイズすることは出来る)矩形も描けなければ、画像の挿入すら出来ない。これで良い。画像を差し込んだり、体裁にこだわるのはクライアントに提出する企画書作りの時で良い。企画考案時は、画像のことや文字の大きさに気を取られていると、本当に大切なことに集中できない。

シンプルなだけあって、起動も速い。ドックに入れたアプリケーションのアイコンをクリックして1秒半で立ち上がり、新規ページが表示され、最初の項目が入力できるようになっている。テンプレートなんてものはない。ふっと思いついたアイデアや、メモを取るにも良い。

立ち上がったら思いつくことを何でも箇条書きにして項目にしていく。その内に「あれとあれが繋がるね」とか、「このコンテンツはやはりこっちのカテゴリにあるべきだな」などとだんだん膨らんでいく。膨らみはじめたら、項目をドラッグして簡単に移動して整理していく。

また、項目を下へ追加だけでなく、横に追加出来るのも良い。矢印をクリックして横に増えた項目を一旦隠したり、とにかく今頭の中に出てくるアイデアや思いつきを、どんどん書き込んでいくのにとても便利だ。

3,980円と少々高額だが、アウトラインプロセッサ選びにお困りの方は、デモ版(項目数に制限あり)もあるので一度試されては如何だろうか。

Tree:http://www.topoftree.jp/tree/

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