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16

SONY XDCAM PXW-X70導入

16 October 2014 | PHOTO & MOVIE
SONY XDCAM PXW-X70

SONY XDCAM PXW-X70


2014年10月10日。SONYの業務用XDCAMカムコーダー「PXW-X70」を新たに導入した。

講習会やセミナー、発表会などの撮影時には、1台は固定、もう1台のカメラでパン/ズーム/チルトなどし、2つの映像をマルチクリップ編集して変化を出す事が多い。また複数のカメラで撮影しておくことは、バックアップの意味もある。1台だけで撮影して、「トラブルで撮れてませんでした」ではシャレになりませんからね。

しかし私は業務用カメラを「PMW-200」1台しか持っていないため、マルチカム撮影する必要がある時は、レンタルなどで対応していた。コストの面から言えば新しく1台導入するよりも都度レンタルした方が安いだろうが、不慣れなカメラを使って現場であたふたするデメリットを考えれば、自分の使い慣れたカメラを使う方が映像の出来ばえも変わると考えている。

既に所有している「PMW-200」は、ハンディタイプとは言え大きく重い。この「PXW-X70」なら1日中歩き回って撮影する必要があるような場合でも、軽く、体への負担も少ない。疲労は撮影意欲に影響する。コンパクトで軽いことに越したことはない。また、「PMW-200」を持ち出すまでもないシーンでの使用の狙いもある。


充実の装備

XLRマイク端子を装備

このカメラの大きな特徴は、1型センサー、62ミリ径の大口径レンズ、マニュアル操作が可能、大型アイカップ、MDフィルターを装備、SDカードダブルスロット、XLRマイク端子の装備。

どれも業務用カメラには当たり前のように実装されているものだが、このハンディカムのようなサイズにこれだけ詰め込んだのはすごいことだと思う。


ハンディカム「FDR-AX100」にしなかったワケ

現実的に「2カメ/1人オペレーション」というケースも少なくないので、可能な限りコンパクトなものが欲しかった。ベースモデルになった家庭用 4K ハンディカム「FDR-AX100」も実は有力候補として最後の最後までかなり迷った。購入時の実売価格でおよそ10万円高かったが、大きな決め手は以下。

XLRタイプマイクを使用可能

XLRマイク端子を装備

撮影の現場では映像のみならず音声も大切。勿論昔に比べれば内蔵マイクも「音質」は良くなってはいるが、やはり業務用マイクを使いたい。

ステレオピンタイプのマイク入力も実装しているが、ライブ会場などでPAさんがラインでくれるケーブルはXLRが標準だし、XLRマイク端子はノイズにも強く、安心感がある。撮影中にひっかけて抜けることもない。

脱着可能なハンドルユニットの利便性

1日中歩き回って撮影する必要がある場合、ハンドルが付いていると持ちやすいし、安心。三脚に付けたままの移動は御法度なので、移動のたびに「片手に三脚、反対の手にカメラ」となるわけだが、その際、ハンドルが付いているか否かでは大きな違いが出る。
その便利なハンドルだが取り外せるメリットも大きい。仕事の現場では問題ないが、例えば子どもの運動会(そろそろこれも卒業だが)などで使用する際、ハンドルが付いているとちょっと仰々しい。ハンドルを外せば「ちょっと大きめなハンディカム」のような様相に変身し、変に目立たない。また、プライベートな旅行などでは、よりコンパクトな方がハンドリングが良い。持ち歩くのが面倒だと、撮影すらしなくなりますからね。

4K / Proxy Ready

ハンディカム「AX100」は出荷時からデフォルトで「4K」をサポートしている。早く「自分のカメラ」として、4Kの映像を体験してみたかったが、「PXW-X70」も来春本体のファームウェアアップデート(有償)で4K/Proxy記録に対応するとアナウンスされている。正式にアップデート料金は発表されていないが、およそ2万円位ではないかと思っている(全く根拠のないの想像)しばし我慢である。

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