長年愛用してきた初代22インチCinemaDisplay。一度も故障することなく、私の制作をサポートし続けてくれた。右脳に浮かんだイメージはこのDisplayに映し出され、多くのコンテンツが世に出て行った。輝度は落ち、透明なアクリルのフレームもくすんで細かなクラックが無数に入っている。百戦錬磨を共に闘った証だ。そのDisplayに引導を渡し、10月14日、Apple Cinema HD Display(30インチフラットパネルモデル)(以下Cinema30インチ)をAppleStore Sakaeで購入した。
これまで何度か購入を決意しては思いとどまってきのたが、とうとう決断した。 購入に踏み切れなかったのには理由がある。
そういうわけで、「30インチはリニューアルされてから」と心に決めていたが、くじけた。くじけたのにも理由がある。
車に積んでオフィスへ戻り、早速MacProに繋ぎ電源を入れると、明るく広大なデスクトップが目の前に広がる。同時に「随分仕事がはかどるだろう」と言う期待感が膨らむ。
「寝る時間に関わる」は言い過ぎかもしれないが、それ位の説得力と迫力のあるDisplayだ。毎日の様に使うDreamewaver、Fireworks、パレット満載のアプリケーションも余裕で表示される。特筆すべきはFlashや、FinalCutProなど、時間軸と戦うアプリケーション。タイムラインを広く表示できるので、スクロールする回数が減り制作に集中できる。
今さらだが、もっと早く購入すれば良かったと思っている。
一方、これまで使ってきた初代22インチCinemaDisplay。今後は自宅での制作用に余生を送ってもらおうか、30インチのサブモニタとして、もう少オフィスで頑張ってもらおうかまだ決めていないが、とにかく今は部屋の隅で休んでもらっている。
ありがとう。そしてもう少し手伝って欲しい。そんな想いだ。
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